いぼ痔(痔核)について

肛門周辺の何らかの異常や病気のことをまとめて「痔」といい、主に「いぼ痔(痔核)・切れ痔(裂肛)・あな痔(痔ろう)」の3つの種類があります。

 

痔は糖尿病や高血圧や虫歯などと同じ生活習慣病の1つとみなされます。

 

「いぼ痔(痔核)・切れ痔(裂肛)・あな痔(痔ろう)」の痔は、それぞれに原因や症状や治療法が違うので、まず、自分の痔がどのタイプなのかを見極めることが必要なんです。

 

まず、その中のいぼ痔について説明したいと思います。

 

痔の悩みのうち、最も多いのが、いぼ痔(痔核)と呼ばれるタイプです。

 

痔の患者の約半数以上がいぼ痔であると言われています。

 

いぼ痔は肛門にいぼのような突起ができるのが特徴です。

 

この突起は肛門周辺や直腸の周りにある静脈・動脈がうっ血し、部分的に血が溜まり腫れて大きないぼのようになってしまうことです。

 

いぼ痔には「内痔核」と「外痔核」という2種類の症状があります。

 

肛門と直腸の境には歯状線という部直腸分があり、この歯状線より内側にある動静脈叢が大きくなって肛門の中に垂れ下がったものが「内痔核」、外側にあるのが「外痔核」です。

 

簡単に言うと、外から“いぼ”が見え、自分で触ることができるいぼ痔を外痔核と呼び、肛門の内側に“いぼ”があり、普通の状態では見たり触ったりできないものが

 

内痔核です。

 

内痔核は症状によって4段階に分かれます。

 

T度:ごく初期のもので、排便時に少量の出血が見られるが直腸側にできたいぼなので痛みは感じない。

 

U度:排便時に肛門からいぼが出てくる(脱肛)が、脱出しても自然と中にもどる。

 

V度:排便時に出てきたいぼが、指で押し込まないともどらなくなってしまう。

 

W度:指で押し込んでもすぐに出てきてしまう。いぼが飛び出たままなので粘液で下着が汚れるなど、日常生活に支障がある。

 

 

 

放置しておくと患部が腐り、発熱や感染症などを起こしてしまうので、症状が悪化する前に、早めの対策で治療することをお勧めします。