切れ痔(裂肛)について

肛門周辺の何らかの異常や病気のことをまとめて「痔」といい、主に「いぼ痔(痔核)・切れ痔(裂肛)・あな痔(痔ろう)」の3つの種類があります。

 

痔は糖尿病や高血圧や虫歯などと同じ生活習慣病の1つです。

 

「いぼ痔(痔核)・切れ痔(裂肛)・あな痔(痔ろう)」の痔は、それぞれに原因や症状や治療法が違うので、まず、自分の痔がどのタイプなのかを見極めることが必要なんです。

 

まず、その中の切れ痔について説明したいと思います。

 

 

 

女性に多いのが、切れ痔(裂肛)と呼ばれるタイプです。

 

切れ痔(裂肛)は肛門の外傷といってよい病気で硬い便が肛門から出るときに歯状線より外側の肛門上皮が切れて裂け、はげしく痛んだり出血したりする痔です。

 

切れ痔(裂肛)の特徴

 

・男性より女性に多く、比較的若い人がなり、肛門管のうち背中側によくできやすい。

 

・肛門管が切れるには、筋肉の張りが必要なので、筋肉の張りが少なくなった高齢者よりも若い人の方が切れ痔(裂肛)が多い。

 

・切れ痔になる部分は、痛みを感じる神経が発達している部分なので、痛みを感じやすい。

 

 

切れ痔(裂肛)の種類

 

・単純性裂肛・・・ 肛門上皮が切れた状態。排便時と排便後の痛みと排便時に紙に少量の血が付着する。

 

・慢性潰瘍性裂肛・・・裂肛の傷が深くなり潰瘍を形成。さらに、傷に炎症が起こると、内側に肛門ポリープや外側に見張りいぼ(いぼ状の突起)ができ、悪化すると肛門が狭くなる肛門狭窄にもなる。

 

排便時だけでなく排便後も長時間激しい痛みが続くので、なるべく早い段階での治療をおすすめします。